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卒業生座談会02


埼工大生が企業から高い評価を受ける理由

埼玉工業大学は、有名企業への実就職率で埼玉県内の国公立?私立大学中トップを誇ります。
なぜ埼工大の学生は名だたる有名企業から高い評価を受け、採用されるのでしょうか。
有名企業に就職した埼工大生たちは、どのような就職活動を行い、内定を勝ち取ってきたのでしょうか。
実際に有名企業に就職を果たし、さらに、現在リクルーターとして活躍している卒業生の3人に、埼工大生の特徴や魅力、そしてこれから企業に求められる人材像について伺います。

高野 大輔 さん

パナソニック株式会社
経営政策部 経営政策課 主務
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2017年、工学部 機械工学科 機械工学専攻卒業。埼玉県正智深谷高校出身。入社後はシェーバーなどの開発を担当。現在は経営企画部に所属し、リクルーターも兼務。

渡邊 瑞規 さん

住友電気工業株式会社
(出向先:住友電工電子ワイヤー株式会社 電子線統括部 製造部 生産技術課)
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2023年、工学部 機械工学科 ロボティクス専攻卒業。茨城県水城高校出身。自動車用の電線ケーブルの生産プロセスの改善開発に従事するとともに、有望な学生採用のためリクルーターとしても活躍。

土屋 友由 さん

株式会社東芝
社会システム事業部 工事主任
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2016年、工学部 機械工学科 機械工学専攻卒業。長野県岩村田高校出身。社会システム事業部で電気設備の施工管理に従事するとともにリクルーターを兼務。

聞き手

【司会】藤田 拓勧 講師
キャリア支援センター
人間社会学部 情報社会学科 2014年卒業
広島県崇徳高等学校出身

【学生】黛 音羽 さん
人間社会学部 情報社会学科 
メディア文化専攻3年
群馬県立高崎商業高等学校出身

埼工大での実践的な学びが仕事に活かされている

―――藤田:みなさんは卒業年は違いますが、同じ機械工学専攻の卒業生で、しかも採用活動に携わっているリクルーターの方々です。最初に、大学で学んだことで今の仕事に役立っていることから教えてもらえますでしょうか。

渡邊:まず、4大力学の知識がさまざまな業務で役立っています。私は現在、自動車のABSに使われる電線ケーブルの製造に携わっていますが、ケーブルは銅線に樹脂をかぶせる構造で、その樹脂をかぶせる工程で流体力学の知識が必要です。
また、樹脂を押し出すための金型設計には、機械力学の知識が欠かせません。CADを使った設計の講義も今まさに、活かせているところです。

高野:私は研究室で振動工学を研究していました。入社後すぐに男性用のシェーバーの開発部署に配属され研究で学んだことをそのまま活かすことができました。
あとは、研究室で学んだ「手段ではなく、背景や目的から考える」という基本的な姿勢が、設計時代はもちろん、現在の経営企画の仕事でも活きています。
もう一つは、海外研修(ベトナム)で初めて海外に行って、それまで付き合いのなかったメンバーと、一つの目標に向けて力を合わせてやり遂げることを学んだことですね。
会社もチームで活動することが多く、海外研修で得たチームで目標を達成するために必要なことや、他のメンバーへの働きかけなどの経験が非常に役立っています。

土屋:お二人と重なってしまいますが、渡邊さんが言う通り、まず4大力学の知識は日々活かせています。私が機械工学を学んだ後に電気メーカーに進んだのは、電気の分野でも機械部分や材料、流体に関する業務で4大力学の知識が活かされるためです。そういう基本的な知識を学べたことは、非常に大きな成果だったと思います。
あとは、高野さんが言うとおり、私も海外研修に行かせてもらいまして、いろいろな人と一緒にプロジェクトを進める経験が活きています。その点でも埼玉工業大学に入ってよかったなと思います。

ターニングポイントになったキャリアデザインの授業

―――藤田:大学の授業が社会でしっかりと活かせていると聞き、嬉しく思いました。ちなみに、印象的な授業や、ご自身に影響を与えた授業があれば教えてください。

土屋:私は大学3年生の時に受けた「キャリアデザイン」の授業が大きかったです。大学に入った頃は教員を目指していて、教員資格を取る勉強もしていました。ところが、キャリアデザインの授業をきっかけに考え方が変わり、大手企業に進むことを決めました。私にとってキャリアデザインの授業は大きなターニングポイントになりました。

高野:実は私も同じです。また、私の場合は、キャリア支援センターの西田先生との面談がかなり重要なものでした。私は大学のある埼玉の出身で、当時は地元で就職することしか考えていませんでした。ところが1対1の面談の中で「いやいや、高野くん」と。「世の中にはこんな職種もあるし、あんな会社もあるよ」と社会の現場で活躍されている方と、今後のキャリアなどについて話せたことで、一気に世界が広がり、それがパナソニックへの入社につながりました。
―――藤田:そこはまさに本学が力を入れているところです。渡邊さんはいかがですか?

渡邊:私もお二人と同じなのですが、一つ挙げたいのは、「学生プロジェクト」に参加したことです。
―――藤田:部活とかサークル以外で、自分のやりたいことにチャレンジするために仲間を集めて行う活動ですね。その活動に大学が資金面を支援するプログラムになっています。

渡邊:はい。私はいわゆる「エコラン」と言われている、ホンダ主催の「Honda エコ マイレッジ チャレンジ」に参加しました。50ccエンジンを搭載したクルマを自分たちで組み上げて、燃費を競う大会です。この時のクルマづくりで4大力学の基礎的なところ、たとえば構造部分であったり車体強度を考えるうえで、機械力学の知識を活用しました。
人が乗ってみるとタイヤが見事に壊れてしまうといった痛い経験もしましたが、講義で学んだことを実践で活かせましたし、予算内でどうやって仕上げるか工夫するなど、実践的な学びも多くありました。その経験が今の会社でも生かされています。

リクルーターとして求める人材像とスキル

―――藤田:では、ここからリクルーターとしての立場からのお話を伺います。まず伺いたいのは、みなさんの企業が求める人材像についてです。
土屋:シンプルに「明るく前向きな学生」を求めています。また、昔のようにものを作って売ればいいという時代からは様変わりし、今はITテクノロジーが職場にどんどん入っていますから、AIやITをいかにうまく活用するか、というところを会社としてかなり重視してきています。
ですから、変化する環境に対して明るく前向きに、自分で勉強しながら対応できる人を採用したいという意向が強くなっています。加えてITの知識があれば、即戦力として活躍できると思います。
知識や経験も大事ですが、
明るさと前向きさが一番。

―――藤田:みなさんは機械工学のハードウェアの知識を学んだ人たちですが、職場ではソフトウェアの知識やスキルを持つ人が求められているということでしょうか。

高野:それはあります。私は実際に採用面接にも携わってきましたが、その観点は当社でもこの4,5年で非常に強まってきています。どの部署も職種も効率化等のため、IT化が進んでいますので、その知識があれば入社して強みになると思います。
―――藤田:ちなみに高野さんの会社でも、ITの知識以外に、土屋さんがおっしゃるような「明るく前向きな学生」といった側面は重視されますか?

高野:そこも同じですね。面接の中では入社してからどれだけ成長してくれるのか、という点は重視しています。そのベースは挑戦する心だと思います。会社に入れば、わからないことがたくさんありますから、素直に学び続ける姿勢が大切です。その意味で、明るく前向きに素直に、周囲に教えを請いながら頑張れる人を求めています。

渡邊:当社はグローバル比率が高い会社なので、海外志向のある人も求められています。実は私も今年来年から、南米に赴任することになっています。
入社後にどれだけ挑戦し、
素直に学び成長できるかが重要。

―――藤田 そうでしたか。ちなみに採用時に重視するスキルや資格などはあるでしょうか?

高野:当社でいえば、事業が幅広いため、職種にはよりますが特定の資格よりヒューマンスキル重視ですね。ただ、CADの知識は設計の仕事でなくても、いろいろなシーンで役立つかと思います。個人的なことですが、私は大学時代に学内の集中講座で簿記3級の資格を取っていまして、原価計算やお金の考え方の基礎を学びました。それが設計時代はもちろん、現在の経営企画の仕事でも活かされています。

渡邊:特にはありませんが、語学力は評価されると思います。といっても就活時に堪能である必要はありません。私もまったく外国語はできず、むしろ苦手でした。しかし、語学を学ぶ姿勢のある人が求められているのは確かです。

土屋:「技術士」の資格は取っておいて損はないかと思います。技術系の職場なら入社して取得することになると思うので、学生の間に取得していれば評価の対象になると思います。

リクルーターが重視するのはチーム活動の経験

―――藤田:細かいお話に入っていきますが、学生はエントリーシートや面接で紹介するエピソードの選び方で悩むことが多いようです。どのようなエピソードだと評価されるのでしょうか。

渡邊:まず、チャレンジ精神のある人は好まれる傾向があります。会社にはいろいろな仕事がありますから、どんな分野の仕事も積極的にやりたがる人が求められていますね。

高野:チームで何かに挑戦した経験です。会社ではいろいろな世代の人とかかわりながら、一つの製品を作っています。営業もチームで動きますから、チーム活動の経験は重視されます。また、困難にぶつかった時にどう立ち向かい、克服したかというエピソードも重視しています。

土屋:私は学業以外のところで何をしたか、を見ていますね。アルバイト、部活動、高校なら生徒会などがそれに当たりますが、別にリーダーの経験がなくても、たとえばマネージャーとしてチームの背中を押した経験でも構いません。さまざまな人とコミュニケーションを取りながら活動をしたことがわかるエピソードがあると、採用側も採用しやすいと思います。
―――藤田:ところで、みなさんご自身はどのようなエピソードを話したのでしょうか。

渡邊:私は先ほど触れた「学生プロジェクト」の話を何回もしました。その延長で、研究内容の話も多かったですね。
―――藤田:就活が始まる頃は、まだ研究が始まっていない時期だと思いますが……。

渡邊:はい。まったく研究内容が定まっていない時期でした。そこで、研究室の先生に毎日のようにお時間をいただき、研究内容や今後の展開を先に決めさせてもらい、どのように進めていくのかということも話しました。それが就活では非常に役に立ちました。

高野:私も設計開発職や生産技術職など、技術系を中心に就活をしていましたので、研究内容は重要でした。そこは研究室の先生もよく理解してくださり、寄り添っていただきながら進められましたので、しっかりと研究内容を自分の言葉で話せたと思います。
―――藤田:研究室の先生からの多大な協力があっての就活だったのですね。

土屋:当社では「研究概要1500字」、「当社で達成したい夢300字」を提出してもらうので、基本的にはそれがベースになります。これはリクルーターからの見方になりますが、まだ研究内容ははっきりしていなくても、①調べる力と②計画性、そして③適切な言葉で、④わかりやすく伝えられるか、という4つのポイントを見ています。

自分の強みの正しい見つけ方は「他人に聞く」

―――藤田:よく「自分の強み」がわからないと悩む学生が多いのですが、何かアドバイスをいただけますか?

高野:自分一人だけで探さない、ということが大切かもしれません。周りの人が強みも弱みも見ていると思うので、周囲に聞いてみるとよいと思います。

渡邊:私も他人から評価をいただくことは、とても大切だと思います。そのためにも他の人とかかわる活動をする必要があります。学生時代は一人の世界に閉じこもろうと思えばできるわけですが、自分のいいところも弱点も、人と接してみて気づくものです。その意味で、部活やアルバイトなど、何かの集団や組織に所属するということは大事だと思います。

土屋:私はリクルーターとして高校時代、大学時代に「何をやってきたか」を重視しているのですが、その際に本人が、周囲からどう評価されていたか話してももらうと、理解が深まるので、客観的な評価を知ることは採用活動にもプラスになると思います。

当たり前のことが当たり前にできる非凡さ

―――藤田:みなさんがリクルーターとして感じる、埼工大の学生の印象とはどのようなものでしょうか。

土屋:藤田先生の前だから言うわけではありませんが、埼工大ではキャリアデザインの授業が充実していて、メモをとる、返事をする、疑問があれば自分が調べたうえで尋ねる、自分の言葉で話す、といった基本的なことを教えてくれますよね。
どれも社会人にとっては“当たり前”のことですが、学生にとっては当たり前ではありません。その点、埼工大の学生はそれができるので、しっかりした印象を受けます。会議などでも、わからない言葉があればメモをするし、しかも自分なりに調べる癖もついています。社会人になると、わからないことは何でも聞けばいいというわけにはいきませんから、こういう習慣は実践的なスキルだと思います。
高野:私も入社当時は自分の上司や周囲の人から「君は当たり前のことが当たり前にできるよね。どこで学んだの?」とよく聞かれました。たとえばメモや挨拶のほか、時間通りに決められた場所に来るといったことも含めて、すべて埼工大で教えてもらったことです。じつは入社式の日に会社で言われたことも、「当たり前のことを当たり前にやりなさい」ということでした。会社はそういう基本的なところを重視しています。特に新人の頃は、それが信頼になり、プロジェクトを一つ任されることにもつながります。
ただ、会社にはそういう「当たり前」のことを教える研修はありません。なので、埼工大の学生は、社会人としての基礎ができている点が強みだと思います。

渡邊:少し違う視点でいうと、今、職場で求められているITやAIに強い人は、概ね真面目でハキハキという人が少ない印象です。ところが、埼工大の学生はITにも詳しいけれど、性格も明るいという点で異色の存在に映ります。
埼工大生は
明るく闊達な学生が多いのが魅力。

迷った時は専門家に聞くのが一番

―――藤田:では、ここから実際に就活をはじめる黛さんから、先輩方に直接ご質問をさせてもらいましょうか。

―――黛:ありがとうございます。では、就活生代表として伺いたいのですが、一つ上の先輩の就活を見ていると大変そうで、先輩からも精神的にきついと聞くのですが、就職活動中にこれだけは気をつけたほうがいいということがありましたら、教えてもらえますか。

渡邊:就職活動を続けていく中では、誰もが一度は不合格を経験しますし、それが何社も続けばつらい状態になりますよね。私は落ち込み過ぎないように気をつけていました。
就活に入る前にストレス解消の方法を用意しておくとか、落ち込んだ時に相談できる人を確保しておくといいと思います。

高野:たしかに、自分一人で抱え込まないことは大事ですね。埼工大はキャリア支援センターや就職課などで面談をしてくれるので、困った時はアドバイスをもらうといいと思います。就活ではいろいろな情報が錯綜するので。
就活生どうしで情報交換をすると思いますが、どの就活生にとっても初めての経験なので、その情報が合っていないこともあります。やはり専門家から意見をもらったり、情報を確かめるのが一番です。それも1回だけでなく、何回だって聞きに行けばいいんです。

土屋:私から就活生に言いたいのは、自分が納得できるところまで「やり切る」ことが大事だということです。高野さんが言うとおり、学生時代の就活は人生で1回きりですから。
今は転職する人も多いですが、私自身はこれから40年間、勤める会社を決める作業だと自分に言い聞かせながら就活をしていました。
真剣に臨めば学ぶことが多く、たとえばB to BとかB to Cという言葉も就活をする中で初めて知りました。そもそも自分が知っている企業はほんの一握りだということも知りました。広い視野で企業を見渡して、その中からここだ!と決め、準備して挑んでいく経験は貴重です。そう思って、楽しんでほしいと思います。

自社を希望する学生に企業は寛容

―――黛:ありがとうございます。では、就活のやり方について何かアドバイスをいただけますか。

高野:私たち採用にかかわる者が一番避けたいのは、「入ってみたらイメージと違った」と言われることなんです。学生さんにはミスマッチを起こしてもらいたくないので、何でも聞いたほうがいいと思います。
当社では、「●●の仕事をしている人とお話しさせてください」という学生さんがいれば、実際にその社員と30分の面談を設ける、といったこともあります。企業って自社に入社を希望する就活生には寛容というか、多少のわがままも聞いてくれます。ぜひ、そこまで踏み込んでもらいたいと思います。

渡邊:聞くのも大事ですが、見ることも大事です。工場見学などができる会社も多くありますから、ぜひ、実際に工場や関連施設に行って、どのような仕事をしているのか自分の目で見てほしいと思います。

土屋:一つ具体的なポイントとしてお伝えしたいのは、リーダーをやっていましたとか、資格を持っていますといった話を自己PRとして話す学生さんが多いのですが、それだけだと実はあまり意味がありません。大事なのはリーダーとして何をしたのか、そしてどうなったのかという、プロセスと結果です。そこをしっかりエントリーシートに書いたり、面接で話すことが重要です。

―――黛:すごく参考になりました。就活頑張ります!

卒業生から見た埼工大の魅力とは?

―――藤田:最後に卒業生のみなさんが思う、埼工大の魅力を一言ずつ教えていただけますか?

土屋:埼工大はいろいろなことができる大学だと思います。授業もあれば実習もある、卒業研究もあり、教員免許も取れます。部活も充実しています。学校に選択肢が幅広くありますから、積極的に学び体験できる大学だと思います。
私は高校時代からバスケットボールの審判をしていて、今では国際大会の記録員(テーブルオフィシャル)もやらせてもらっていますが、自分の趣味も大学時代に両立できたのが大きかったと思います。

高野:大学は高校と違って決められた勉強をする場所ではなく、自分から進んで学ぶ場だと思います。埼工大にはこれからの時代に必要なテーマを幅広く用意してありますし、一方ではさまざまなコミュニティがあり、ここが魅力です。もちろん学外の活動に参加してもいいでしょう。可能な限り自分から動き回ってやりたいことを見つけてもらいたいと思います。

渡邊:埼工大って実はすごく深いところを学べる大学だと思っています。ロボットも学べるしAIも学べるし、しかもAIとITの専攻が分かれていて、深いところまで学べるのが大きな魅力だと思います。しかも学科横断で授業も受けられるので、自分の学びたいことを深く、そして幅広く学ぶにはいい大学だと思います。


―――藤田:みなさん、本日はどうもありがとうございました。
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